YouTubeコンサルに「内製化まで伴走してほしい」と依頼する場合、まず確認するのは支援の型です。助言だけで終わる契約から、現場に入って指導する契約まで幅があり、型によって社内に残るノウハウの量が変わります。この記事では、内製化支援に見られる3つの型と、内製化までの進め方、コンサルを選ぶときに確認する項目を整理します。本記事には当社(株式会社JISEKI)の運用代行サービスの紹介を含みます。

内製化支援と、ふつうのコンサル・運用代行の違い

コンサルと運用代行の業務範囲の違いは、YouTubeコンサルの比較|運用代行との違いと選ぶ基準で説明したとおり、考える部分と手を動かす部分のどちらを依頼先が担うかで分かれます。内製化支援は、このどちらでもありません。目的が「将来、社内だけで運用できる状態を作ること」にある契約です。

助言だけのコンサルでも、提案を実行まで担う運用代行でも、内製化を目的にした契約内容を別に結ばない限り、社内に残るノウハウの量は契約の目的によって変わります。内製化を目指す場合は、通常のコンサル選びの基準に加えて、引き継ぎに関する確認項目が増えます。コンサル選びの基本的な基準は、YouTubeコンサルの選び方|確認すべき5つの基準にまとめています。

内製化支援に見られる3つの型

内製化を目的にした支援は、対応の形式によって、当社では大きく3つの型に整理しています。

Fig内製化支援に見られる3つの型
顧問型
  • オンライン相談が中心(頻度は会社によって異なる)
  • 撮影・編集は社内の担当者が担う
運用定着型
  • 企画・撮影・編集の手順を一緒に整える
  • フローが固まるまで複数回の相談を重ねる
現場伴走型
  • 撮影や編集の現場に同席して指導する
  • 相談の頻度や形式は会社によって異なる

どの型が向いているかは、社内に撮影・編集の経験者が何人いるかで変わります。経験者が既にいる場合は、顧問型の助言だけでも内製化を進められます。経験者がいない場合は、現場伴走型のように手を動かしながら教えてもらう型のほうが、立ち上げの期間を短くできます。

契約前の商談では、型の名前だけで判断せず、1回あたりの対応時間と、相談が電話・オンラインか訪問かを確認してください。同じ「伴走」という言葉でも、オンライン通話だけを指す会社と、撮影の現場に実際に同席する会社があり、頻度や形式は会社によって異なります。対応の実態が食い違うと、内製化までにかかる期間の見立てがずれます。

内製化までの進め方

内製化を目的にコンサルを使う場合、支援の型を決める前に、社内の体制から順に確認します。

Fig内製化までの進め方
  1. 01
    現状の体制を確認する
    社内に撮影・編集ができる担当者がいるかを確認する
  2. 02
    当面の運用を任せる
    型が固まるまでは撮影・編集を外部に依頼する
  3. 03
    引き継ぐ範囲を決める
    企画・撮影・編集のどこを社内に残すか決める
  4. 04
    社内で試作する
    外部の手順を参考に、1本だけ社内で制作してみる
  5. 05
    段階的に内製へ移す
    工程ごとに社内へ引き継ぎ、残す工程だけ依頼を続ける

企画・撮影・編集・サムネイルのすべてを一度に内製化する必要はありません。編集だけ先に社内へ移し、撮影は当面依頼を続けるという工程単位の移行も可能です。工程ごとに切り替える場合、どの工程から内製にするかの判断は、社内の担当者が実際にどれだけの時間を割けるかで決めます。

社内で試作する段階では、最初の1本をコンサルの見ている前で作り、手順を細かく確認してもらうことをお勧めします。本数を増やしてから間違いに気づくと、修正にかかる時間が長くなります。1本ごとに手順を確認しながら進めるほうが、結果的に内製化までの期間を短くできます。

内製化支援を選ぶときに確認する5項目

内製化を目的にコンサルを選ぶときは、金額の前に次の5項目を確認します。

確認する項目確認する理由
支援後に何を社内に残すか契約終了後、社内だけで続けられる工程を明確にしておく
ドキュメントやテンプレートの引き継ぎがあるか口頭の指導だけでは、担当者が変わったときに再現できない
契約期間と完了の目安内製化が目的の支援は、完了までの期間を決めておくと終了の判断がしやすい
担当者の実務経験助言だけでなく、実際に撮影・編集をした経験があるかを確認する
月額に含まれる訪問・相談の回数回数が少ないと、現場での指導が不足することがある

この5項目のうち、特に見落とされやすいのはドキュメントの引き継ぎです。口頭での指導だけで契約が終わると、指導を受けた担当者が異動・退職した場合に、内製化した運用が止まってしまいます。

外部の内製化支援の費用条件

内製化を目的にしたコンサルの費用は、支援の頻度や期間によって変わります。外部の例では、次のような条件が示されています。

依頼先支援の範囲期間の目安費用
ユーチューブビジネスサポート内製化プラン(月2回・各回半日、訪問またはオンライン)6ヶ月目安月33万円(税込)

出典: ユーチューブビジネスサポート「YouTubeコンサルの費用・プラン比較|目的別の選び方ガイド」

この例は、月2回・各回半日の対応で6ヶ月を目安にした場合の条件です。他社の見積もりをこの条件のまま当てはめることはできません。条件は会社によって異なるため、見積もりを受け取ったときは、支援の頻度と期間をセットで確認してください。

当社の運用代行を使いながら内製化を検討する場合

当社(株式会社JISEKI)は、撮影込みの運用代行です。標準プランは月1回・4時間の撮影で長尺4本とショート12本を制作し、月16本の投稿で月額20万円(税別)です。編集とサムネイルの初稿は、撮影後およそ10日でお届けします。東京都以外での撮影は、交通費を別途お見積もりします。

当社は内製化そのものを目的にしたコンサルティングのメニューは設けていません。ただし、将来の内製化を見据えている場合、立ち上げの時期だけ運用代行に依頼し、投稿の型が固まったあとで内製に切り替える進め方はあります。最初から内製にすると、企画の方向性が固まるまでの試行錯誤に、担当者の時間がかかるためです。

運用代行から内製へ切り替えるときに確認する項目や、総コストの比べ方は、YouTube運用代行と内製化の比較|総コストの考え方にまとめています。契約期間や素材の引き継ぎ方法は依頼先によって条件が異なるため、依頼前に確認してください。

まとめ

内製化支援は、助言だけの顧問型から、現場に入って指導する現場伴走型まで幅があります。選ぶ前に、支援後に何を社内に残すか、ドキュメントの引き継ぎがあるかを確認します。社内の体制を確認し、工程ごとに引き継ぐ範囲を決めてから、段階的に内製へ移すと、立ち上げの期間を短くできます。

内製化を見据えて、まずは運用を任せたい場合の概算は、見積もりシミュレーションで確認できます。サービスの内容はYouTube制作代行のページにまとめています。