YouTube運用代行の見積書には、企画・台本、撮影、編集、サムネイルなど複数の項目が並びます。項目の意味と、金額がどの単位で決まるかを知らないまま総額だけを見ると、高いか安いかを判断できません。この記事では、見積書に出てくる項目の意味、金額が決まる単位、見積書を受け取ったときに確認する基準を、当社の内訳を例に説明します。

BtoBや検討期間の長い高単価商材では、見積書を社内で説明する場面があります。項目の意味を理解していないと、総額の妥当性を聞かれても答えられません。

見積書に出てくる6つの項目の意味

YouTube運用代行の見積書には、次の6つの項目が単独または組み合わせで載ります。

見積書の項目意味
企画・台本動画のテーマ、話す内容、構成を決める作業
撮影機材の持ち込み、収録、素材データの管理
長尺動画の編集カット、テロップ、BGMの追加、書き出し
ショート動画の制作長尺からの切り抜き、縦型への再編集
サムネイルの制作動画の一覧に表示する画像のデザイン
投稿・運用の代行概要欄の作成、公開日時の設定、予約投稿

このうち企画・台本と投稿・運用の代行は、月額の中に含まれている会社と、別料金になっている会社に分かれます。撮影・長尺編集・ショート制作・サムネイルの4つは、多くの見積書で中心的な項目として載ります。

同じ「運用代行一式」という表記でも、この6項目のうちどれが含まれるかは会社によって違います。見積書を受け取ったら、まずこの6項目のどれが載っているか、どれが載っていないかを確認します。載っていない項目は、別料金になるか、依頼側で対応するかのどちらかです。

項目ごとに金額が決まる単位

項目が分かっても、金額が何で決まるかが分からないと比較できません。項目ごとの単位は次のとおりです。

項目金額が決まる単位確認すること
企画・台本月あたりの対応範囲社内で用意できる部分まで含まれていないか
撮影回数と1回の拘束時間回数を増やした場合の単価
長尺動画の編集本数と1本の尺尺が長くなった場合の単価
ショート動画の制作本数追加の撮影が必要かどうか
サムネイルの制作枚数長尺1本につき何枚作るか
Fig見積書を読む4つの手順
  1. 01
    項目を書き出す
    企画・撮影・編集・ショート・サムネイルに分ける
  2. 02
    単位を確認する
    回数・本数・尺・枚数のどれで金額が決まるか見る
  3. 03
    増量時の単価を聞く
    本数や回数を増やした場合の金額を確認する
  4. 04
    載っていない項目を質問する
    別料金か、依頼側で対応するかを確認する

当社の内訳を物差しにして照らし合わせる

項目と単位の考え方を、当社の標準プラン(月額20万円・税別)に当てはめると次のようになります。

項目単価単位
撮影40,000円月1回・4時間まで
長尺動画の編集30,000円20分以内×1本
ショート動画の制作2,500円1本
サムネイルの制作2,500円1枚
企画・台本50,000円月額のオプション

長尺4本とショート12本の組み合わせで、月16本の投稿が月額20万円になります。本数や撮影回数を増やす場合も同じ単価で計算できます。長尺を4本から6本にすると編集とサムネイルで月65,000円の増額、撮影を月1回から2回にすると撮影費が4万円の増額です。選べる範囲は、長尺4・6・8本、撮影1・2回、ショート12・16・20・24本です。詳しい内訳は、YouTube運用代行の費用内訳|月20万円で何ができるかにまとめています。

長尺を8本にする場合は、編集費が単価30,000円×8本で240,000円になります。単価に本数や回数を掛けるだけで、増量時の金額を自分で計算できます。

撮影だけ・編集だけの単品依頼は、月額プランの内訳とは単価が変わるため、個別にご相談しています。内訳の単価をそのまま単品の価格として使うことはできません。

相場の数字に幅がある理由

当社が把握している一般的な制作会社の相場は、月30万〜50万円です。当社の月額20万円は、この相場の約半額にあたります。

相場に幅が出るのは、見積書に含まれる項目の組み合わせが会社ごとに違うためです。撮影を含むか、企画・台本を含むか、本数が何本かによって、同じ「運用代行」でも総額が変わります。相場の数字を見るときは、その金額に先の6項目のうちどれが含まれているかまでは分からないことを前提にしてください。

相場の幅を自社の条件に近づけるには、依頼したい項目を先に決め、その項目を含む見積もりだけを比べます。含まれる項目が違う見積もりを同じ表で比べると、金額差の理由が分からなくなります。

月額料金に含まれる範囲と含まれないものの考え方は、YouTube運用代行料金|月額に含まれる範囲と含まれないもので説明しています。相場より高いか安いかを判断する前に、まず範囲をそろえる必要があります。

見積書で確認する5つの基準

項目と単位の考え方を踏まえて、見積書を受け取ったときに確認する基準は次の5つです。

  1. 項目が「一式」でなく、企画・撮影・編集・ショート・サムネイルに分かれているか
  2. 各項目の単位(回数・本数・尺・枚数)が書かれているか
  3. 本数や回数を増やした場合の単価が書かれているか
  4. 撮影の交通費・出張費の扱いが書かれているか
  5. 契約期間と修正回数の上限が書かれているか

この5項目がそろっていれば、単価と単位から総額を自分で検算できます。提示された総額と、単価に本数や回数を掛けて計算した金額が大きく違う場合は、他に含まれている作業がないかを質問してください。

Fig項目が分かる見積書とそうでない見積書
一式とだけ書かれた見積書
  • 総額しか分からない
  • 増量時の単価が不明
  • 交通費の扱いが不明
項目が分かれた見積書
  • 6項目のどれが含まれるか分かる
  • 単位ごとに増量時の金額が計算できる
  • 社内説明の根拠として使える

この5項目が書かれていない見積書を受け取った場合は、金額の交渉より先に、依頼先へ項目を分けて再提示してもらいます。交通費については、当社の場合、東京都内での撮影は料金に含まれますが、東京都以外での撮影は交通費を別途お見積もりします。この扱いも見積書に明記されているかを確認してください。

複数社から見積もりを受け取って比較する場合の進め方は、YouTube運用代行の相見積もり|比較する7項目にまとめています。初期費用が別立てになっているかどうかの見分け方は、YouTube運用代行の初期費用|発生する項目の見分け方で解説しています。

まとめ

YouTube運用代行の見積書は、企画・台本、撮影、長尺編集、ショート制作、サムネイル、投稿・運用代行の6項目の組み合わせです。項目の意味と、金額が決まる単位(回数・本数・尺・枚数)を知っておくと、総額だけでは見えない内容の違いが分かります。

相場に幅があるのは、含まれる項目の組み合わせが会社ごとに違うためです。見積書を受け取ったら、項目が分かれているか、増量時の単価や交通費の扱いが書かれているかを先に確認してください。当社の標準プランは、撮影込み・月16本の投稿で月額20万円(税別)です。本数や撮影回数を変えた場合の概算は、見積もりシミュレーションで確認できます。サービスの内容はYouTube制作代行のページにまとめています。