YouTube動画制作の料金は、依頼する範囲や尺によって数万円から数百万円まで幅があります。金額の違いは、基本料金に何が含まれているかと、追加費用になりやすい項目を確認すれば判断できます。

この記事では、料金を左右する4つの条件と、見積もりを依頼する前に整理しておく情報をまとめます。具体例には当社(株式会社JISEKI)の料金表を使います。自社の数字を例にするのは、内訳を1円単位で開示できるのが自社の料金だけだからです。他社の見積もりを読むときの物差しとして使ってください。

料金は「基本料金」と「追加費用」の合計

見積もりに書かれた金額は、基本料金だけを指していることが多くあります。基本料金に含まれる作業と、追加費用になりやすい項目を先に確認しておくと、あとから想定外の支払いが発生しにくくなります。

Fig見積もりで確認する項目
  1. 01
    基本料金の範囲
    企画・撮影・編集のどこまでが含まれるか
  2. 02
    修正の回数
    何回まで無料か、上限を超えた分の扱い
  3. 03
    出張・交通費
    遠方の撮影で発生するかどうか
  4. 04
    尺・撮影回数の上限
    標準を超えた場合に加算されるか

見積もりに書かれた金額が、どこまでの作業を含むかは依頼先によって異なります。受け取った見積もりが上の4項目のうちどこまでを含むかを、契約前に依頼先へ質問してください。範囲を確認せずに依頼すると、あとから想定外の追加費用が発生する場合があります。

料金の金額を左右する4つの条件

YouTube動画制作の料金は、主に次の4つの条件で決まります。

条件内容
依頼範囲企画・撮影・編集のどこまでを任せるか
尺の長さ長い動画ほど編集の作業量が増える
撮影の回数・拘束時間回数が増えるほど撮影費が加算される
契約形態単発の都度発注か、継続する月額プランか

依頼範囲ごとの金額の違いは、YouTube動画制作の費用相場|依頼範囲別の金額と月額プランの考え方で整理しています。尺の長さと撮影の有無による金額の違いは、YouTube動画制作の相場|尺別の金額と月額20万円の内訳にまとめています。

4つ目の契約形態は、見積もりの数字そのものの前提を変えます。単発の都度発注は、1本ごとに企画・撮影・編集を一から行う前提の金額です。継続する月額プランは、月1回のまとめ撮りで複数本分を収録するため、撮影費を多くの本数に配分できます。同じ会社に依頼しても、単発で頼むか継続で頼むかで、1本あたりの単価は変わります。

一般的な相場の目安

相場をまとめて解説しているCINEMATO(運営: 株式会社EXIDEA)は、動画制作会社に依頼する際の費用相場を次のように示しています。

出典依頼の範囲金額の目安
CINEMATO(運営: 株式会社EXIDEA)企画提案を含めて動画制作会社に依頼する場合30万〜200万円程度
CINEMATO(運営: 株式会社EXIDEA)編集のみを依頼する場合5万〜10万円程度

幅が大きいのは、尺や撮影の条件がそろっていないためです。この目安だけで依頼先を判断せず、自社が依頼したい範囲と尺を先に決めてから、個別の見積もりを依頼してください。

単発と継続では、比べ方そのものが変わる

総額の大きさだけで単発発注と月額プランを比べると、本数や条件が違うため判断を誤ります。比べるときは、どちらも「1本あたりの単価」に直してから並べます。

  1. 都度発注の見積もりを、動画の本数で割る
  2. 月額プランの月額費用を、月の投稿本数で割る
  3. 同じ尺・同じ依頼範囲になるよう、条件をそろえてから単価を比べる

当社の月額プランでは、長尺4本とショート12本の合計16本で月額20万円(税別)のため、1投稿あたりの単価は12,500円です。都度発注の相場と比べる場合も、まず自社が依頼したい本数とペースを決めてから、この単価に換算して比較してください。

見積もりを依頼する前に確認する4つの情報

見積もりの精度を上げるには、依頼する前に次の4つを自社で整理しておきます。

Fig見積もり依頼前に整理する4つの情報
  1. 01
    動画の目的
    採用・商談・社内共有など、使う場面を決めておく
  2. 02
    尺の目安
    長さが決まると編集の作業量の見込みが立つ
  3. 03
    撮影が必要か
    素材があるか、新たに撮影するかを決める
  4. 04
    単発か継続か
    継続する場合は月額プランの対象になる

この4つが決まっていると、見積もりを依頼する側も受ける側も、金額の前提をそろえやすくなります。特に「単発か継続か」は、料金の計算方法そのものが変わる条件です。

当社の月額プランでの料金内訳

継続して動画を発信する場合、当社の月額プランの内訳では、撮影込みで月額20万円(税別)です。

工程内容単価
撮影月1回・4時間まで40,000円
長尺動画の編集20分以内 × 4本30,000円/本
ショート動画の制作12本2,500円/本
サムネイルの制作4枚2,500円/枚

長尺4本とショート12本で月16本の投稿になり、1投稿あたりに直すと12,500円です。月1回・4時間の撮影で長尺4本分をまとめて収録するため、出演者が撮影のために空ける時間は月に半日で済みます。編集とサムネイルの初稿は、撮影後およそ10日でお届けします。

企画・台本の作成を依頼したい場合は、月50,000円(税別)のオプションです。話す内容が社内で決まっている場合は、オプションなしで始められます。月額プランに含まれる範囲と含まれないものは、YouTube運用代行料金|月額に含まれる範囲と含まれないもので詳しく説明しています。

本数を増やしたい場合は、増やした分の単価をそのまま掛けて概算できます。たとえば撮影を月1回から2回に増やすと、撮影費は40,000円から80,000円になります。長尺を4本から6本に増やすと、編集費は2本分の60,000円が加算されます。選べる本数の幅は、長尺4・6・8本、撮影1・2回、ショート12・16・20・24本です。正式な金額は、見積もりシミュレーションまたはヒアリング後にご案内します。東京都以外での撮影は、交通費を別途お見積もりします。

見積もりを比較するときに確認する4項目

複数の見積もりを比較するときは、金額の前に次の4項目をそろえます。

確認する項目確認する理由
依頼範囲企画・撮影・編集のどこまでが含まれるかで金額が変わる
尺の長さ標準の尺を超えると加算される場合がある
修正の回数上限を超えた分が追加費用になることがある
交通費・出張費遠方の会社に依頼する場合、発生するかどうかを確認する

この4項目がそろっていないと、総額が安く見えても、あとから追加費用が発生することがあります。見積もり書に項目の記載がない場合は、依頼先に質問してから発注してください。見積もり書の各項目の意味と確認基準は、YouTube運用代行の見積もり|項目の意味と確認する5つの基準で解説しています。

まとめ

YouTube動画制作の料金は、依頼範囲・尺・撮影回数・契約形態の4条件で決まります。見積もりを比較するときは、総額ではなく、この4条件と追加費用になりやすい項目をそろえてください。

継続的に発信する場合の概算は、見積もりシミュレーションで確認できます。サービスの内容はYouTube制作代行のページにまとめています。