YouTube動画制作の相場は、動画の尺と撮影を含むかどうかで大きく変わります。同じ「動画制作」でも、条件が違えば金額の桁が変わるため、総額だけを見ても比較になりません。

この記事では、外部の相場情報を尺・撮影の有無ごとに整理したうえで、その表を自社の見積もりに当てはめるときの注意点と、継続的に発信するBtoB企業が月額でいくらかかるかを考える方法をまとめます。

相場に大きな差が出る3つの理由

YouTube動画制作の相場に開きが出るのは、主に次の3つの条件が異なるためです。

  1. 動画の尺(長さ):長い動画ほど編集の作業量が増える
  2. 撮影の有無:撮影を含む場合は機材と人員の手配が加わる
  3. 依頼先の体制:企画やコンサルティングまで請け負う会社と、撮影・編集の実務に絞った会社とで、対応できる範囲が異なる

見積もりの金額だけを見ると高い・安いと感じますが、この3条件がそろっていなければ比較になりません。特に3つ目の依頼先の体制は、見積書に明記されないことがあります。何を任せられて、何を自社で用意する必要があるかを、依頼前の打ち合わせで確認しておくと、あとから想定外の作業が発生しにくくなります。相場を調べるときは、まずこの3条件を自社の依頼内容に当てはめて考えます。

尺・撮影の有無別の費用相場

外部の相場情報をもとに、尺と撮影の有無ごとの金額をまとめました。

出典撮影の有無尺金額の目安
Lumii撮影あり〜1分5万円
Lumii撮影あり5分程度5万円〜10万円
Lumii撮影あり10分程度10万円〜20万円
Lumii撮影あり30分程度15万円〜30万円
Lumii撮影あり30分以上20万円〜50万円
Lumii撮影なし〜1分5千円〜5万円
Lumii撮影なし5分程度3万円〜10万円
Lumii撮影なし10分程度5万円〜15万円
Lumii撮影なし30分程度10万円〜20万円
Lumii撮影なし30分以上15万円〜30万円

同じ10分程度の動画でも、撮影の有無で相場が倍近く変わります。見積もりを受け取ったら、この表のどの行に近いかをまず確認してください。

尺が短いほど、撮影の有無による金額差は小さくなります。〜1分の動画では、撮影ありが5万円、撮影なしが5千円〜5万円と、上限はほぼ同じ水準です。一方、30分以上になると、撮影ありは20万円〜50万円、撮影なしは15万円〜30万円と、下限・上限とも差が広がります。長い動画を撮影ありで依頼する場合ほど、事前に条件をそろえて見積もりを比較する必要があります。

相場表を自社の見積もりに当てはめるときの注意点

この表は、1本ごとの都度発注を前提にしています。当てはめるときは、次の3点に注意します。

  • 企画・構成が範囲に入っているかどうかで、同じ尺でも金額が上がることがある
  • 表の金額は1本の完成品の相場であり、継続して複数本を依頼する場合の割引は含まれていない
  • 撮影の有無だけでなく、撮影日数や出演者の人数によっても変わる

依頼範囲を編集のみ・撮影+編集・企画+撮影+編集のどこまで広げるかで金額がどう変わるかは、YouTube動画制作の費用相場|依頼範囲別の金額と月額プランの考え方で詳しく整理しています。

見積もりを複数社から取り寄せる場合は、金額を並べる前に次の項目を確認します。

確認する項目確認する理由
動画の尺尺が変わると編集の作業量が変わり、金額の前提が変わる
撮影の有無撮影が別料金かどうかで総額が変わる
企画・構成の有無話す内容を自社で用意できるかで、依頼範囲を絞れるかが決まる
修正の回数上限を超えた分が追加費用になることがある

この4項目を先にそろえてから金額を比較すると、どの見積もりが自社の依頼内容に合っているかを判断しやすくなります。

当社の月額プランでの内訳

継続的に動画を発信する場合、当社の月額プランの内訳では、撮影込みで月額20万円(税別)です。

Fig月額20万円プランの内訳
撮影(月1回)40,000円
長尺編集4本120,000円
ショート12本30,000円
サムネイル4枚10,000円

長尺動画4本とショート動画12本で、月16本の投稿です。1投稿あたりに直すと12,500円になります。工程ごとの内訳や、金額が上下する要因は、YouTube運用代行の費用内訳|月20万円で何ができるかにまとめています。

月1回のまとめ撮りで進む制作フロー

当社の月額プランでは、月1回・4時間の撮影で長尺4本分をまとめて収録します。

Fig月1回のまとめ撮りから納品まで
  1. 01
    題材を4本分決める
    撮影日までに話す順番と結論を決めておく
  2. 02
    4時間でまとめて撮影
    長尺4本分を1回の撮影で収録する
  3. 03
    編集・サムネイル
    初稿は撮影後およそ10日で届く
  4. 04
    確認・修正
    内容を確認し、修正を依頼する
  5. 05
    投稿
    スケジュールに沿って公開する

撮影を1回にまとめることで、出演者が撮影のために空ける時間は月に半日で済みます。ショート動画は長尺から切り抜いて制作するため、ショートのための追加撮影は必要ありません。撮影と編集をセットで依頼する場合の内訳は、YouTube撮影・編集費用の相場|セット依頼と月額プランの内訳で解説しています。

継続的に発信する場合の費用の考え方

都度発注の相場表は1本ごとの完成品を前提にしていますが、継続的に発信する場合は月あたりの合計費用で考える方法もあります。

当社が把握している一般的な運用代行の相場は月30万〜50万円です。これと比べると、当社の月額プランは相場の約半額です。本数を増やしたい場合は、増やした分の単価をそのまま掛けて概算できます。たとえば撮影を月1回から2回に増やすと、撮影費は40,000円から80,000円になります。選べる本数の幅は、長尺4・6・8本、撮影1・2回、ショート12・16・20・24本です。正式な金額は、見積もりシミュレーションまたはヒアリング後にご案内します。

なお、撮影だけ・編集だけのご依頼は、月額プランとは単価が変わるため個別にご相談ください。東京都以外での撮影は、交通費を別途お見積もりします。

都度発注の相場表と月額プランを比べるときに見落としやすいのが、企画・台本づくりにかかる時間です。都度発注では、依頼のたびに話す内容を1から決める必要がありますが、月額プランでは題材の出し方が決まっているため、毎回ゼロから考え直す必要がありません。話す内容を社内で用意できる場合は、企画・台本のオプションなしで始められます。内容を一から検討したい場合は、当社の月額プランの内訳では月50,000円(税別)のオプションとしてお受けしています。

まとめ

YouTube動画制作の相場は、動画の尺と撮影の有無で大きく変わります。見積もりを比較するときは、まずこの2条件が自社の依頼内容と一致しているかを確認してください。継続的に発信する場合は、都度発注の相場とは別に、月あたりの合計費用で考える方法があります。

本数や撮影回数を変えた場合の概算は、見積もりシミュレーションで確認できます。サービスの内容はYouTube制作代行のページにまとめています。