YouTube動画制作の納期は、依頼する範囲によって数日から数か月まで差があります。当社の場合、撮影後およそ10日で編集とサムネイルの初稿をお届けしています。

BtoB・高単価商材を扱う企業では、動画の公開日を商談や展示会のスケジュールに合わせたい場面があります。納期の目安を先に押さえておくと、企画の着手時期から逆算して発注のタイミングを決められます。

この記事では、依頼範囲ごとの納期の目安、納期が遅れる主な原因、発注前に確認しておく項目を手順で整理します。具体例には当社(株式会社JISEKI)の制作フローを使います。

依頼範囲によって納期の目安は変わる

動画制作の納期は、どこからどこまでを依頼するかによって大きく変わります。CINEMATO(運営:株式会社EXIDEA)とトック企画(運営:株式会社トック企画)の解説では、依頼の範囲ごとに次の目安が示されています。

出典依頼の範囲納期の目安
CINEMATOYouTube動画の編集代行のみ3日〜1週間
CINEMATOYouTubeチャンネル立ち上げ込み約1ヶ月
トック企画企画〜納品までの動画制作全体(ヒアリング・企画・台本・撮影・編集・修正確認)1〜3ヶ月

編集だけを依頼する場合と、企画・台本から任せる場合とでは、目安の日数が大きく違います。発注する前に、自社がどこまでを外注するのかを決めておくと、納期の目安も立てやすくなります。条件は会社によって異なるため、見積もりの段階で依頼範囲と納期をセットで確認してください。

当社の標準プランは撮影込みで、企画・台本の作成もオプションで依頼できます。依頼する範囲が広がるほど、初回のヒアリングに必要な時間も増えるため、範囲を決めた時点で納期の目安も合わせて確認しておくと、後工程の見通しが立てやすくなります。

企画から公開までの基本の流れ

当社の制作フローでは、企画から公開までを次の5つの工程で進めます。各工程の目安を押さえておくと、どの工程で時間がかかっているかが分かり、遅れの原因も特定しやすくなります。

Fig企画から公開までの基本の流れ
  1. 01
    企画・題材決め
    長尺4本分の企画を立てる
  2. 02
    撮影
    月1回・4時間でまとめて収録する
  3. 03
    編集・サムネイル制作
    カット、テロップ、サムネイルを作成する
  4. 04
    初稿確認
    撮影後およそ10日で初稿が届く
  5. 05
    修正・公開
    修正を反映し、投稿スケジュールに沿って公開する

撮影を月1回にまとめているのは、撮影のたびに発生する日程調整を減らすためです。長尺4本分を1回の撮影でまとめて収録するため、出演者が撮影のために空ける時間も月に半日で済みます。

納期が遅れる4つの原因

納期が延びる原因は、工程そのものより、工程の前後にある準備と確認に多くあります。次の4つは、特に見落としやすい原因です。

原因納期に与える影響防ぐ方法
素材・資料が撮影までに揃っていない初回のヒアリングが長引き、撮影日が後ろ倒しになる要件定義書と参考動画を撮影前に用意する
修正依頼が抽象的意図が伝わらず、やり取りが往復する修正箇所と理由をセットで伝える
社内の決裁に時間がかかる初稿確認後の返答が遅れ、公開日が延びる確認者と決裁ルートを発注前に決めておく
撮影日程の調整が遅れる撮影が複数回に分かれ、そのたびに調整が発生する撮影をまとめて1回で収録する体制にする

このうち、発注する側で防ぎやすいのは最初の2つです。YouTube動画制作の発注時の注意点|権利と修正回数の確認では、修正回数の定義を契約書で決めておく手順を解説しています。

素材・資料の準備は、要件定義書・参考動画・出演者情報の3点を、撮影前に用意できているかで決まります。この3点が整っていると、初回のヒアリングで企画の方向性がすぐに固まり、撮影日を前倒ししやすくなります。

修正依頼は、「もっと良くしてほしい」のような抽象的な伝え方ではなく、修正したい箇所と理由をセットで伝えると、初稿修正の範囲内で対応できるかがその場で分かり、やり取りの往復を減らせます。

発注前に確認する5つの項目

納期を見積もりの段階で確認しておくと、発注後の行き違いを防げます。

  1. 初稿が届くまでの日数を確認する(撮影後、何日で届くか)
  2. 修正の無償回数と、何が修正に含まれるかを確認する
  3. 社内の決裁ルートと確認者を、発注前に決めておく
  4. 撮影の回数と、日程調整の方法を確認する(月1回か、都度か)
  5. 見積もりの項目ごとに、含まれる工程を確認する

納期は、初稿が届くまでの日数だけでなく、検収が完了したと判断するタイミングによっても変わります。修正後の動画を確認し、追加の修正がないと判断した時点を検収完了とする基準を発注前に決めておくと、公開日の見込みが立てやすくなります。

この5項目は、見積もりの金額そのものより、金額に含まれる条件を確認するための項目です。金額だけを比較すると、修正回数や決裁ルートの違いが見えないまま契約することになります。

修正回数や権利の扱いを含めた確認項目は、YouTube運用代行の見積もり|項目の意味と確認する5つの基準に整理しています。発注先を比較する段階で聞いておく質問は、YouTube制作会社の選び方|聞くべき6つの質問にまとめています。

当社の場合:撮影は月1回、初稿は撮影後10日

当社の標準プランでは、撮影を月1回・4時間までにまとめ、編集とサムネイルの初稿は撮影後およそ10日でお届けしています。

Fig当社の制作フローの目安
月1回
撮影の頻度(4時間まで)
約10日
撮影後、初稿が届くまで
約1週間
チャンネル立ち上げ時の初回投稿までの実績

当社が制作に関わるSES(IT人材)企業のチャンネル立ち上げでは、初回の撮影から約1週間で投稿を始めた実績があります。

企画・台本の作成を当社に依頼する場合は、月50,000円(税別)のオプションです。社内で用意できる場合は、このオプションは不要です。

本数や撮影回数を増やす場合でも、納期への影響は増やす対象によって変わります。長尺は4・6・8本、撮影は月1・2回の範囲で増やせます。増やした場合の概算は見積もりシミュレーションで確認できます。撮影回数自体を月2回に増やす場合は、日程調整の機会も2回に増える点を、発注前に確認しておく必要があります。

決算期や期末など、社内の決裁者が多忙になりやすい時期は、初稿確認後の返答が遅れやすくなります。公開日を特定の時期に合わせたい場合は、決裁者の予定も含めて、通常より早めに発注しておくと見込みが立てやすくなります。

見積もりの段階で納期の条件が曖昧なまま契約すると、公開時期の見込みが立てづらくなります。YouTube運用代行のトラブルと予防策|確認する7項目では、納期を含めた確認不足が招くトラブルの例を解説しています。

まとめ

YouTube動画制作の納期は、編集だけの依頼なら数日から1週間、企画から任せる場合は1〜3か月が目安です。当社の場合、撮影後およそ10日で編集とサムネイルの初稿をお届けします。

納期を見積もりの段階で確認するには、初稿までの日数、修正の無償回数、社内の決裁ルート、撮影の回数と日程調整の方法、見積もり項目ごとの工程を確認します。本数や撮影回数を変えた場合の概算は、見積もりシミュレーションで確認できます。サービスの内容はYouTube制作代行のページにまとめています。