YouTubeの撮影でスタジオを借りる費用は、1時間あたり数百円から1万円を超えるものまで幅があります。広さや照明・背景などの設備によって料金が変わるためです。この記事では、スタジオレンタルの費用相場と、料金に含まれないもの、スタジオを借りずに撮影する方法を説明します。

BtoB商材や検討期間の長い商材を扱う企業では、動画の撮影自体が初めての取り組みという場合も少なくありません。スタジオを借りることが前提になっていると、室料に加えて移動時間や機材費まで見積もりが膨らみがちです。まず費用の内訳を分けて考えることから始めます。

スタジオレンタルの費用相場

動画撮影向けのレンタルスペースを掲載しているサイトの集計では、東京都内のスタジオの1時間あたりの料金は次のとおりです。

項目料金(1時間あたり)出典
東京都内のスタジオの平均料金1,549円インスタベース
同ページに掲載された20件のスタジオの料金帯110円〜14,520円インスタベース

平均は1時間あたり1,549円ですが、料金帯には大きな差があります。安いスタジオは設備が少なく、高いスタジオは広さや照明・グリーンバックなどの設備が充実している傾向があります。条件は会社によって異なるため、利用を検討するときは、料金に何が含まれているかを個別に確認してください。

たとえば、平均的な料金のスタジオを3時間利用する場合、室料だけでおよそ4,650円になる計算です。これに後述する機材費・人件費・移動時間が加わるため、見積もりを取る段階では、室料の合計だけで予算を組まないようにします。撮影の本数が多い月ほど、利用時間も比例して増えます。

料金が変わる3つの要因

スタジオの料金は、主に次の3つで決まります。

  1. 広さと収容人数。出演者とスタッフの人数が多いほど、広いスタジオが必要になる
  2. 設備。照明・グリーンバック・音響機材が備わっているスタジオは料金が上がりやすい
  3. 曜日と時間帯。平日の日中より、休日や夜間の料金が高いスタジオがある

出演者が1〜2名で、グリーンバックのような特殊な設備を使わない撮影であれば、設備の多いスタジオを選ぶと使わない設備の分まで料金を払うことになります。

複数のスタジオから見積もりを取るときは、同じ利用時間・同じ人数で比較します。利用時間が1時間違うだけでも、料金の差が大きく見えたり小さく見えたりするため、条件をそろえてから比べることが重要です。

スタジオ代以外にかかる費用

スタジオの利用料は、撮影にかかる費用の一部です。見積もりを比べるときは、次の費用も含まれているかを確認します。

費用内容
機材費カメラ・照明・マイクを自社で用意するか、別途レンタルするか
人件費撮影者・照明担当者の稼働時間
移動時間スタジオまでの往復と、設営・撤収の時間
編集費撮影後の編集・テロップ・書き出し

スタジオの利用料だけを比べて「安い」と判断すると、機材や人件費が別途かかり、総額が見積もりより増えることがあります。機材を自社で用意する場合の費用は、YouTube撮影機材のレンタル費用で解説しています。

編集費も見落としやすい項目です。スタジオで撮影した素材であっても、カット編集やテロップの追加は別工程になります。見積もりに「撮影」としか書かれていない場合は、編集まで含まれるのか、撮影のみなのかを確認してください。

スタジオを借りるか、オフィスで撮影するか

BtoB商材の動画は、スタジオでなくても、貴社のオフィスで撮影できる場合が多くあります。インタビュー形式や、サービスの説明を話す形式の動画であれば、背景に社名のロゴやオフィスの様子が映るほうが、視聴者にとって会社の実在感が伝わりやすいという利点もあります。両方の特徴を比べると、次のようになります。

Figスタジオ利用と訪問撮影の違い
スタジオを借りる
  • 1時間単位で料金が決まる
  • 照明・背景が整っている
  • スタジオまでの移動時間が必要
  • 利用できる時間帯を予約で確認する
貴社のオフィスで撮影
  • 移動時間がかからない
  • 普段の執務スペースを背景にできる
  • 照明・背景は持ち込みで対応する
  • 出演者の移動が不要

スタジオ利用を判断する3つの手順

スタジオを借りるかどうかは、次の手順で判断します。

Figスタジオ利用を判断する3つの手順
  1. 01
    撮影内容を書き出す
    背景やセットの切り替えが必要かを確認する
  2. 02
    必要な設備を数える
    グリーンバックや大型照明など、オフィスにない設備を洗い出す
  3. 03
    移動と拘束の時間を見積もる
    スタジオの利用時間に、移動と設営の時間を加えて計算する

洗い出した設備がオフィスで代用できるなら、スタジオ代に加えて移動時間までかかる分、オフィスでの撮影のほうが総額を抑えやすくなります。設備がどうしても必要な場合だけ、スタジオの利用を検討します。

当社はスタジオを借りずに貴社へ撮影に伺います

当社の標準プランは、撮影込みで月額20万円(税別)です。当社の月額プランの内訳では、撮影は1回・4時間まで40,000円としています。この撮影は、スタジオを借りるのではなく、当社のスタッフが貴社のオフィスまたは指定の場所に伺って行います。

当社の制作フローでは、月1回・4時間の撮影で長尺動画4本分をまとめて収録します。1本あたり約1時間の計算です。スタジオの予約や移動の手間がないため、出演者が撮影のために空ける時間は月に半日で済みます。

出演者にとっても、普段のオフィスで撮影するほうが準備の負担が小さくなります。スタジオへ移動する時間が不要になるだけでなく、着替えや資料の持ち出しも最小限で済みます。撮影する本数を増やしたい場合は、月額プランの内訳と同じ単価で、撮影回数や長尺の本数を増やした概算を出せます。

東京都内での撮影は、交通費を料金に含めています。東京都以外での撮影は、交通費を別途お見積もりします。遠方での撮影を検討する場合の交通費の内訳は、YouTube撮影の出張費用にまとめています。

撮影だけを単品で依頼したい場合は、月額プランの単価とは変わるため、個別にご相談ください。撮影費を含む運用代行全体の内訳は、YouTube運用代行の費用内訳で、工程ごとに説明しています。撮影そのものの相場を他社と比べたい場合は、YouTube撮影費用の相場も参考にしてください。

まとめ

スタジオレンタルの費用は、東京都内の平均で1時間あたり1,549円です。ただし、この料金には機材費・人件費・移動時間は含まれません。出演者が1〜2名で、グリーンバックのような特殊な設備を使わない撮影であれば、貴社のオフィスで撮影することで、スタジオ代と移動時間の両方を抑えられます。

当社では、貴社のオフィスまたは指定の場所に伺って撮影するため、スタジオのレンタル費用はかかりません。本数や撮影回数を変えた場合の概算は、見積もりシミュレーションで確認できます。サービスの内容はYouTube制作代行のページにまとめています。