YouTubeショートの制作費は、新しく企画・撮影して作るか、既存の長尺動画から切り抜いて作るかで大きく変わります。切り抜いて作る場合、当社の月額プランでは1本あたり2,500円です。新規に企画・撮影から依頼する場合は、1本10万〜30万円が目安です。

この記事では、ショート1本あたりの単価がどう決まるかを、工程に分けて説明します。具体例には当社(株式会社JISEKI)の料金表を使います。

ショート1本の単価は作り方で変わる

ショート動画の作り方は、大きく2つに分かれます。

作り方内容追加の撮影
新規撮影型ショート専用に企画・出演・撮影をする必要
切り抜き型長尺動画の中から見せ場を選び、縦型に再編集する不要

同じ「ショート制作」でも、この2つは単価のもとになる作業量が違います。新規撮影型は1本ごとに企画・出演・撮影の準備が必要なので、本数が増えるほど作業量も比例して増えます。切り抜き型は、すでにある長尺動画の素材を使うため、作業の中心が編集だけになります。見積もりを比べるときは、どちらの作り方かをまず確認します。

どちらが向いているかは、長尺動画を定期的に撮っているかどうかで変わります。月1回以上のペースで長尺動画を撮影している場合は、その素材から切り抜く方が単価を抑えられます。長尺動画の撮影自体がまだない場合や、単発のキャンペーンで数本だけ必要な場合は、新規撮影型の見積もりと比較することになります。

市場のショート動画制作の単価相場

編集だけを依頼する場合、テロップやBGMを含めた仕上げで1本1万〜2万円が目安です。企画・撮影から任せる場合は、制作会社のフル型で1本10万〜30万円が目安です(ショート動画の単価・相場はいくら?編集5,000円〜・制作1万円〜【2026年版】より)。

この相場は、ショートを単独で新しく作る前提の金額です。長尺動画の撮影とセットで依頼し、そこから複数本を切り抜く場合は、考え方が変わります。見積もりを受け取ったときは、提示された金額がどちらの前提で計算されているかを先に確認します。

当社の月額プランでのショートの単価(2,500円/本の内訳)

当社の標準プランは、撮影込みで月額20万円(税別)です。内訳は次のとおりです。

工程内容単価
撮影月1回・4時間まで40,000円/回
長尺動画の編集20分以内 × 4本30,000円/本
ショートの制作長尺からの切り抜き × 12本2,500円/本
サムネイルの制作4枚2,500円/枚

ショートは長尺動画からの切り抜きで作るため、ショートのための追加撮影は要りません。出演・撮影にかかる費用は長尺動画の工程にすでに含まれているため、ショートの単価は切り抜きと縦型への再編集の作業分だけになります。これが、新規撮影型の相場より単価が低くなる理由です。なお、企画・台本は月額5万円(税別)の別オプションです。

Fig長尺からショートができるまでの工程
  1. 01
    撮影
    月1回・4時間で長尺4本分を収録する
  2. 02
    長尺動画の編集
    20分以内に1本分を仕上げる
  3. 03
    見せ場の選定
    長尺動画の中から見せ場を選ぶ
  4. 04
    縦型への切り抜き
    テロップとBGMを調整して仕上げる

新規撮影型は、ショート1本ごとに企画・出演・撮影の手間がかかります。本数を増やすと、その分だけ撮影の回数や時間も増えます。切り抜き型は、1回の撮影で長尺4本分の素材をまとめて撮るため、撮影の費用を複数のショートで分担できます。撮影の回数を増やさずにショートの本数を増やせるのが、単価が下がる理由です。

撮影だけ・編集だけを単品で依頼したい場合は、単価が変わるため個別にご相談ください。月額プランの内訳をそのまま単品の価格として使うことはできません。

ショート動画が担う役割(当社の制作現場の観察)

単価だけでなく、ショートが担う役割も確認しておくと判断しやすくなります。当社が制作に関わるIT人材系の企業チャンネルでは、ショート動画がチャンネル全体の再生の約9割を占め、長尺動画への入口になっています。一方で、長尺動画の高評価率はショートの10倍以上でした。視聴の入口はショート、内容への評価は長尺という役割分担です。

Figショートの単価と役割の目安
2,500円
ショート1本の単価(月額プラン内)
約9割
ショートが占める再生の割合
12〜24本
月額プランで選べるショートの本数

この観察は、当社が制作に関わるチャンネルで見られた傾向であり、すべてのチャンネルで同じ結果になるとは限りません。

本数を増やすときの費用の目安

ショートの本数は、12本・16本・20本・24本から選べます。単価2,500円/本で計算すると、費用の目安は次のとおりです。

ショートの本数費用の目安
12本30,000円
16本40,000円
20本50,000円
24本60,000円

長尺動画の本数は4本・6本・8本から選べます。編集費は1本30,000円のため、本数を増やした分だけ編集費が上乗せされます。ショートの本数を増やすときは、長尺を増やすかどうかも合わせて検討します。長尺の尺別の金額は、YouTube動画制作の相場|尺別の金額と月額20万円の内訳で確認できます。組み合わせごとの正確な金額は、見積もりシミュレーションで確認してください。

見積もりで確認する項目

ショートの制作費を他社と比べるときは、金額の前に次の項目を確認します。

確認する項目確認する理由
切り抜き型か新規撮影型か作り方が違うと、単価の前提が変わる
長尺動画の撮影が含まれるか含まれない場合、素材は自社で用意することになる
月の本数と単価の関係単価が本数にかかわらず一定か、見積もりの前提が月額か単品かを確認する
企画・構成を誰が決めるか社内で決められない場合、別途費用が必要

この4項目は、金額だけを見ていると見落としやすい点です。単価と本数の関係が見積もりに明記されていない場合、月額契約のつもりで依頼しても、実質的には単品依頼を積み上げた金額になっていることがあります。

企画・台本をまとめて依頼する場合の相場は、YouTube企画外注の費用相場|単品と月額プランの違いで解説しています。編集だけを依頼したい場合は、YouTube編集だけ依頼する方法|素材の渡し方と注意点も参考になります。

まとめ

ショート1本の制作費は、新規撮影型か切り抜き型かで大きく変わります。当社の月額プランでは、長尺動画からの切り抜きで1本2,500円です。単品の撮影・編集を依頼する場合は、単価が変わるため個別にご相談ください。

月額プラン全体の内訳は、YouTube運用代行の費用内訳|月20万円で何ができるかで解説しています。本数を変えた場合の概算は、見積もりシミュレーションで確認できます。サービスの内容はYouTube制作代行のページにまとめています。