「YouTube運用代行」という言葉は、依頼する会社によって指す業務範囲が違います。戦略の設計から投稿後のデータ分析まで一括で引き受ける会社もあれば、撮影・編集だけを担当する会社もあります。この記事では、一般的に挙げられる業務の区分を整理したうえで、当社(株式会社JISEKI)の月額プランに含まれる範囲と、見積もり前に確認する項目をまとめます。
「YouTube運用代行」が指す業務範囲は会社で違う
YouTube運用代行の業務範囲をまとめているマーケティングログの記事では、委託できる業務を7つの区分に分けて説明しています。
| 区分 | 含まれる作業の例 |
|---|---|
| チャンネル戦略の設計 | ターゲット視聴者の選定、競合分析、投稿テーマの方向性の策定 |
| 動画の企画・構成作成 | 検索意図をふまえた企画、台本・構成案の作成 |
| 撮影・編集 | 撮影のディレクション、機材の手配、テロップ・BGMの挿入 |
| サムネイル・タイトル最適化 | クリック率の向上をねらった設計 |
| 投稿スケジュール管理・公開代行 | 投稿タイミングの選定、概要欄・タグの設定 |
| データ分析・レポーティング | 再生回数・視聴維持率などのKPI追跡 |
| ショート動画の制作・運用 | 縦型動画の企画から投稿までの対応 |
(出典: マーケティングログ)
7つすべてを1社に任せる契約もあれば、このうち撮影・編集だけを請け負う契約もあります。「運用代行」という言葉だけでは、どこまでが範囲に入るか分かりません。見積もりを受け取ったら、この7区分のどれが含まれているかを、1つずつ確認します。
たとえば、2社から「月額30万円の運用代行」という見積もりを受け取っても、一方は戦略設計・企画・撮影・編集・投稿管理まで含み、もう一方は撮影・編集だけという場合があります。後者の場合、企画や投稿作業は依頼する側が担当する前提になります。検討期間の長いBtoB商材では、担当者が本来の業務と兼務していることが多いため、どの区分を自社に残すかによって、契約後の社内の負担が変わります。
動画制作会社・YouTubeコンサルとの違い
運用代行と似た言葉に、動画制作会社とYouTubeコンサルがあります。3つの違いを整理すると次のとおりです。
| 呼び方 | 中心になる作業 | 実行の主体 |
|---|---|---|
| 動画制作会社 | 単発の撮影・編集の受託 | 制作会社が実行 |
| YouTube運用代行 | 撮影・編集・投稿までを継続的に受託 | 制作会社が実行(範囲は会社による) |
| YouTubeコンサル | チャンネルの分析、企画・改善の助言 | 依頼側が実行する前提のことが多い |
動画制作会社は、撮影や編集という単発の制作を請け負う窓口です。継続的な投稿を前提にしていない契約が多く、企画や投稿のタイミングは依頼する側が決めます。YouTube運用代行は、撮影から投稿までを継続的に任せられる契約で、範囲は会社によって戦略設計やデータ分析まで含むかどうかが分かれます。YouTubeコンサルは、実行よりも助言が中心で、撮影・編集を自社の担当者が行う前提になっていることが多くなります。
撮影と編集をセットで依頼する場合に何が起きるかは、YouTube撮影・編集代行とは|依頼から納品までの流れで解説しています。コンサルとの違いをさらに詳しく確認したい場合は、YouTubeコンサルの費用相場|制作代行との違いと内訳にまとめています。
当社が実行する範囲と月額プランの内訳
当社は、撮影・編集・サムネイル制作までを実行する制作代行です。標準プランの内訳は次のとおりです。
| 工程 | 内容 | 単価 | 小計 |
|---|---|---|---|
| 撮影 | 月1回・4時間まで | 40,000円 | 40,000円 |
| 長尺動画の編集 | 20分以内 × 4本 | 30,000円 | 120,000円 |
| ショート動画の制作 | 12本 | 2,500円 | 30,000円 |
| サムネイルの制作 | 4枚 | 2,500円 | 10,000円 |
| 合計 | 月16本の投稿 | 200,000円 |
企画・台本の作成は、月50,000円(税別)のオプションです。話す内容が社内で決まっている場合は、オプションなしで始められます。投稿本数を増やす場合も、この内訳と同じ単価で計算します。選べる範囲は、長尺4・6・8本、撮影1・2回、ショート12・16・20・24本です。
撮影は貴社のオフィス、または指定の場所で当社が行います。東京都内の撮影は交通費が料金に含まれますが、東京都以外での撮影は、交通費を別途お見積もりします。遠方の会社に依頼する場合は、交通費が月額料金に含まれているかを見積もりの時点で確認してください。
- 撮影(月1回・4時間まで)
- 長尺動画の編集
- ショート動画の制作
- サムネイルの制作
- 企画・台本の作成(月50,000円・税別)
- 戦略の設計
- 投稿作業・概要欄の作成
- データ分析・レポーティング
戦略の設計、投稿作業、データ分析については、当社の月額プランの内訳には含まれていません。これらを依頼したい場合は、個別にご相談ください。撮影だけ・編集だけのご依頼は、単価が変わるため個別にご相談ください。
本数を増やした場合の概算や、金額が上下する要因は、YouTube運用代行の費用内訳|月20万円で何ができるかで詳しく説明しています。
見積もりで確認する6項目
業務範囲を比較するときは、金額の前に次の6項目をそろえます。
| 確認する項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 撮影が範囲に入るか | 含まれない場合、機材と撮影者を自社で用意することになる |
| 企画・台本の作成が範囲に入るか | 含まれない場合、話す内容を自社で用意する必要がある |
| 投稿作業・概要欄の作成を担当するか | どちらが担当するかで、依頼後の社内の作業量が変わる |
| データ分析・レポートの提供があるか | ある場合とない場合で、改善の判断を自社・依頼先のどちらが行うかが変わる |
| 契約期間・解約の条件 | 途中で範囲を見直す場合の条件が変わる |
| 交通費・出張費 | 遠方の会社に依頼すると、撮影のたびに発生する |
この6項目がそろっていない見積もりは、契約後に想定外の作業が自社に残ることがあります。見積もり項目の意味をさらに詳しく確認したい場合は、YouTube運用代行の見積もり|項目の意味と確認する5つの基準にまとめています。
業務範囲を決める4つの手順
業務範囲を社内で決めるときは、次の4つの手順で進めます。
- 01社内でできる工程を書き出す企画・撮影・編集のうち、社内に担当者がいる工程を確認する
- 02依頼したい範囲を決める7区分のうち、外部に任せたい工程を選ぶ
- 03複数社に同じ範囲で見積もりを依頼する範囲をそろえないと金額を比較できない
- 04契約前に6項目を確認する範囲と条件を書面で確認してから契約する
BtoB商材を扱う企業では、担当者が本来の業務(営業や採用)と兼務しているケースが多くなります。社内でできる工程を先に書き出し、残りを依頼する範囲として整理すると、見積もりの比較がしやすくなります。
当社の制作現場では、SES(IT人材)企業のチャンネルを4社同時進行で制作し、初回撮影から約1週間で投稿を始めた実績があります。撮影・編集・サムネイル制作の工程を1社にまとめると、立ち上げまでの期間を短くしやすくなります。
戦略設計や企画を自社に残すか依頼先に任せるかは、社内に商材や顧客の知識がどれだけ蓄積されているかで変わります。BtoB商材は専門性が高く、話す内容の正確さが問われるため、企画の方向性だけは自社で決め、撮影・編集・サムネイル制作を依頼先に任せるという分担も選べます。
まとめ
「YouTube運用代行」という言葉が指す業務範囲は、会社によって異なります。一般的には戦略設計・企画・撮影編集・投稿管理・データ分析・ショート動画制作の区分で説明されることが多く、見積もりを比較するときは、総額の前にどの区分が含まれるかを確認します。
当社の標準プランは、撮影・長尺動画の編集・ショート動画の制作・サムネイルの制作が月額20万円(税別)の内訳に含まれ、企画・台本の作成はオプションです。本数や撮影回数を変えた場合の概算は、見積もりシミュレーションで確認できます。サービスの内容はYouTube制作代行のページにまとめています。