動画撮影代行の依頼先は、大きく3つのタイプに分かれます。個人(フリーランス)、撮影専門の会社、企画や編集まで含めて任せられる運用代行会社です。どのタイプが向くかは、撮影を1回だけ依頼したいのか、継続的な発信まで任せたいのかで変わります。

この記事では、3つの依頼先の違いと、BtoBの高単価商材を扱う企業がどこを基準に選ぶかを整理します。あわせて、見積もり前に確認する判断基準と、費用の目安をまとめました。具体例には当社(株式会社JISEKI)のプランを使います。

動画撮影代行の3つの依頼先タイプ

動画撮影代行と呼ばれるサービスは、依頼できる範囲によって次の3タイプに分かれます。

依頼先のタイプ向いている依頼撮影者の体制
個人(フリーランス)単発の撮影、予算を抑えたい場合案件ごとに個人へ直接依頼する
撮影専門の会社撮影の品質を重視する単発・複数回の依頼自社または提携のカメラマンが撮影する
企画・編集まで含む運用代行会社継続的な動画発信、撮影後の編集や投稿までまとめて任せたい場合撮影から編集までを同じ体制で担当する
Fig3つの依頼先タイプの違い
個人(フリーランス)
  • 単発の撮影に向く
  • 予算を抑えやすい
  • 編集や運用は別に探す必要がある
撮影専門の会社
  • 撮影の品質を重視する依頼に向く
  • 複数回の撮影も相談できる
  • 企画・編集は別会社になることが多い
企画・編集まで含む運用代行会社
  • 継続的な発信に向く
  • 撮影と編集を同じ体制で担当する
  • 企画・投稿まで一括で相談できる

同じ「動画撮影代行」という言葉でも、どのタイプかによって依頼後の進め方が変わります。見積もりを依頼する前に、自社がどのタイプを求めているかを決めておくと、比較がしやすくなります。

撮影に依頼できる範囲をさらに詳しく整理したい場合は、YouTube撮影代行とは|依頼できる範囲と選び方で解説しています。

BtoBの高単価商材に向くタイプの見分け方

検討期間が長いBtoBの高単価商材では、1本の動画だけで商談が決まることは少なく、継続的に発信を続ける必要があります。当社が制作に関わるIT人材系の企業チャンネルでは、時事性のある題材を扱った回が直近の中央値の6〜17倍の再生になり、業界や会社の仕組みを主語にした問題提起の企画は周辺の動画の10〜20倍再生されることがありました。

継続的な発信を前提にすると、撮影だけを個人や撮影専門の会社に依頼し、編集や投稿管理を別の担当者が行う体制は、関わる相手が増えるほど調整の手間も増えます。撮影と編集を同じ会社が担当する体制であれば、素材の意図が編集の担当者にそのまま伝わり、追加の説明や撮り直しの手間を減らせます。

一方で、単発の動画を1本だけ作りたい場合や、社内に編集を担当できる人がいる場合は、個人や撮影専門の会社に撮影だけを依頼する方法でも足ります。依頼の目的が単発か継続かで、向いているタイプが変わります。

個人に依頼する場合に確認しておきたい項目は、YouTube運用代行を個人に依頼する前に確認する5項目にまとめています。フリーランスと制作会社の体制の違いは、フリーランスと制作会社の違い|YouTube運用代行の選び方で解説しています。

依頼先を決める4つの判断基準

依頼先のタイプを決めるときは、次の4点を順に確認します。

Fig依頼先を決める4つの手順
  1. 01
    撮影だけか運用まで必要か決める
    単発の撮影か、継続的な発信かを先に決める
  2. 02
    撮影の頻度・本数を見積もる
    月に何本、何回の撮影が必要かを数える
  3. 03
    撮影者が固定されるか確認する
    案件ごとに変わると映像のトーンがばらつく
  4. 04
    交通費・出張費の扱いを確認する
    遠方の撮影では見積もりに含まれるかで総額が変わる

1点目と2点目は、自社の中で先に決められる項目です。社内の会議で、月に何本の動画を、どのくらいの期間続ける予定かを決めておくと、依頼先に伝える条件がそろいます。

3点目と4点目は、依頼先に確認する項目です。撮影者が案件ごとに変わる依頼先では、映像のトーンや質にばらつきが出ることがあります。継続して依頼する予定がある場合は、撮影の担当者が固定されるかどうかを契約前に確認してください。交通費は、遠方での撮影を予定している場合に特に影響します。

動画撮影代行の費用の目安

動画撮影代行の費用は、個人に依頼するか、企業に依頼するかで目安が変わります。メディアエクシードの記事では、個人依頼は3万〜30万円、企業依頼は5万〜50万円と説明されています。いずれも、別途スタジオ費や機材費、車両費などが発生する場合があります。

依頼先金額の目安出典
個人依頼3万〜30万円メディアエクシード
企業依頼5万〜50万円メディアエクシード

この幅が大きいのは、撮影だけか、企画・編集・運用まで含むかで、依頼する範囲がまったく異なるためです。見積もりを比べるときは、金額の前に、何が含まれているかをそろえる必要があります。

当社の標準プランは、撮影込み・月16本の投稿で月額20万円(税別)です。当社の説明では、一般的な制作会社の相場は月30万〜50万円で、当社の月額20万円は相場の約半額にあたります。撮影だけ・編集だけのご依頼は、単価が変わるため個別にご相談いただく形にしています。

複数社の見積もりを比較する手順

依頼先のタイプを決めたら、同じ条件で2〜3社から見積もりを取ります。比較の手順は次のとおりです。

  1. 撮影の本数・頻度・交通費の扱いを、依頼先ごとに同じ文面で質問する
  2. 撮影者が固定されるかどうかを、その場で確認する
  3. 回答を会社ごとに書き出し、総額ではなく項目ごとに比べる
  4. 範囲と条件がそろったうえで、総額を比較する

初回ヒアリングで聞くべき質問をさらに詳しく整理したい場合は、YouTube制作会社の選び方|聞くべき6つの質問を参照してください。

当社の撮影体制と月額プランの内訳

当社は、撮影を外部のカメラマンに都度手配するのではなく、自社スタッフが行っています。撮影と編集を同じ会社が担当するため、素材の意図が編集の担当者に伝わりやすく、撮り直しの手間を減らせます。

当社の月額プランの内訳は、撮影40,000円/回、長尺編集30,000円/本、ショート2,500円/本、サムネイル2,500円/枚です。これらを組み合わせた合計額が、月16本投稿の標準プランで月額20万円(税別)になります。

Fig当社の撮影体制
月1回
4時間でまとめて長尺4本分を撮影
月に半日
出演者が撮影に使う時間
約10日
編集・サムネイルの初稿までの日数
月20万円
標準プラン(撮影込み・月16本投稿)

撮影は、貴社のオフィスまたは指定の場所で行います。撮影の交通費が料金に含まれるのは東京都内のみで、東京都以外での撮影は交通費を別途お見積もりします。企画・台本の作成を依頼したい場合は、月50,000円(税別)のオプションでお受けしています。

まとめ

動画撮影代行の依頼先は、個人、撮影専門の会社、企画や編集まで含む運用代行会社の3タイプに分かれます。単発の撮影か、継続的な発信かを先に決め、撮影の頻度・撮影者の固定・交通費の扱いをそろえて見積もりを比較してください。

当社は撮影を自社スタッフが行います。当社の標準プランは撮影込み・月16本の投稿で月額20万円(税別)です。本数や撮影回数を変えた場合の概算は、見積もりシミュレーションで確認できます。サービスの内容はYouTube制作代行のページにまとめています。