密着動画の相場は、撮影日数・ロケーション数・出演者の人数・動画の尺という4つの条件で決まります。単発で外部に依頼する場合は80万円〜200万円の差があり、当社のように月額プランの中でまとめて撮影する場合は条件が変わります。この記事では、外部の制作費データと当社の月額プランの内訳を並べ、採用担当者が見積もりを比べるときに確認する項目を説明します。

密着動画の相場はいくらか

密着動画は、社員の1日や業務の様子を密着して撮影する動画です。動画幹事が運営する採用動画の相場解説記事では、密着取材タイプの採用動画について、次の条件で金額が示されています。

依頼の範囲費用条件
密着取材タイプの採用動画一式80万円〜200万円撮影3日、ロケーション2〜3箇所、出演者は社員またはプロ、機材1〜2カメラ、尺はオーダーメイド、制作期間1.5〜2ヶ月

出典: 動画幹事「採用・リクルート動画の費用と料金相場を徹底解説」

動画幹事はこの形式を、仕事をしている社員や風景を密着取材する動画で、NHKの「プロフェッショナル」やTBS系列の「情熱大陸」の簡易版に近いイメージだと説明しています。価格差は撮影日数・スタッフの人数・機材数といった撮影規模の違いによるものと説明されています。条件は会社によって異なるため、見積もりを受け取ったら、撮影日数とロケーション数、機材の体制を確認します。

相場を決める4つの要因

密着動画の見積もりが会社ごとに大きく違って見えるのは、次の4つの条件がそれぞれ違うためです。

Fig密着動画の相場を決める4つの要因
  1. 01
    撮影日数
    1日で終えるか、複数日に分けるかで費用が変わる
  2. 02
    ロケーション数
    撮影場所が増えるほど移動と準備の費用が増える
  3. 03
    出演者の人数と立場
    社員かプロの出演者かで費用が変わる
  4. 04
    動画の尺
    長い尺ほど編集の作業量が増える

見積もりの総額だけを比べると、どの条件が金額差を生んでいるかが分かりません。複数社から見積もりを取るときは、この4項目をそろえたうえで金額を比べます。

撮影日数とロケーション数

撮影日数が増えると、スタッフの人件費と機材費が日数分かかります。ロケーション数が増えると、移動や撤収の時間、各ロケーションでの許可調整の工数が増えます。動画幹事の例では、撮影3日・ロケーション2〜3箇所という条件が、示された価格帯の前提になっています。

出演者の人数と立場

出演者が社員かプロの出演者かでも費用は変わります。動画幹事の例では、出演者は社員またはプロとされており、どちらを起用するかが条件に含まれています。社員が出演する場合も、撮影時間だけ本来の業務を離れるため、出演者の人数が増えるほど現場の調整の手間が増えます。

動画の尺

動画の尺が長いほど、編集で扱う素材の量が増えます。動画幹事の例では尺はオーダーメイドとされています。尺を決めずに見積もりを依頼する場合は、編集にかかる作業量を事前にすり合わせておくと、見積もりの前提がそろいます。

当社の月額プランでは密着動画をどう位置づけるか

当社の月額プランは、月1回・4時間の撮影で長尺4本分をまとめて収録する方式です。出演者の負担は月に半日で済みます。密着動画をこの撮影時間に収まる形(インタビューと日常の業務シーンを組み合わせた短時間の密着)で企画する場合、長尺動画1本分の単価がそのまま当てはまります。

Fig当社の月額プランでまとめ撮りする場合の目安
月20万円
長尺4本分を含む月額プランの合計(税別)
月に半日
月1回4時間の撮影での出演者の負担

密着動画1本をこの枠に収める場合、編集費は長尺動画と同じ単価(20分以内で30,000円)です。編集とサムネイルの初稿は、撮影後およそ10日でお届けします。

撮影を1日通しで行う企画や、ロケーションを複数箇所に分ける企画は、拘束時間と編集ボリュームが変わるため、月額プランの枠には収まらず、個別にご相談いただく形になります。当社には、人材紹介企業の採用ブランディングとして、第一線で働く人の1日に密着する形式のドキュメンタリー番組への出演を、企画・撮影・編集・サムネイルまで一括で制作した実績があります。このような1日通しの個別企画は、拘束時間と編集ボリュームをヒアリングしたうえでお見積もりします。

撮影方式ごとの詳しい費用の分け方は、新卒採用の密着動画であれば新卒採用の密着動画の費用内訳|撮影方式で変わる単価で説明しています。新卒・中途を問わない密着動画の企画の立て方は、採用の密着動画|新卒・中途で変わる6つの手順にまとめています。

単発依頼と月額プランを比べる手順

密着動画を単発で外部に依頼する場合と、当社のように月額プランの中でまとめて撮影する場合は、金額だけでなく依頼の単位が違います。比べるときは、次の手順で条件をそろえます。

  1. 単発依頼の見積もりから、撮影日数とロケーション数、出演者の人数を確認する
  2. 月額プランの場合、密着動画をその撮影時間(当社は月1回4時間)に収められるかを確認する
  3. 収まらない場合は、個別見積もりの条件(拘束時間・編集ボリューム)を単発依頼と同じ単位で比べる

撮影時間に収まる場合、月額プランの内訳をそのまま当てはめられます。密着動画以外の長尺動画やショート動画もまとめて依頼できるため、1本あたりの費用を抑えやすくなります。本数や撮影回数を変えた場合の概算は、内訳と同じ単価で計算できます。選べる範囲は、長尺4・6・8本、撮影1・2回、ショート12・16・20・24本です。正式な見積もりはヒアリング後に提示します。

見積もりで確認する5項目

密着動画の見積もりを比較するときは、金額の前に次の項目をそろえます。

確認する項目確認する理由
撮影日数1日か複数日かで、拘束時間と費用が大きく変わる
ロケーション数撮影場所が増えるほど移動と準備の費用が増える
出演者の人数と立場社員か、プロの出演者かで費用が変わる
尺の上限当社の月額プランの長尺編集は20分以内を前提とした単価
交通費当社は東京都以外での撮影の場合、交通費を別途お見積もりする

この5項目がそろっていない見積もりは、総額が同じに見えても、あとから費用が増えることがあります。企画の決め方や事例は、新卒採用の密着動画事例|3社の工夫と企画の手順、費用内訳全体の考え方はYouTube運用代行の費用内訳で説明しています。

まとめ

密着動画の相場は、撮影日数・ロケーション数・出演者・尺という制作条件で決まります。密着取材型(撮影3日、ロケーション2〜3箇所)の密着動画を外部の制作会社に単発で依頼する場合は80万円〜200万円という金額が示されていますが、条件は会社によって異なります。当社の月額プランの撮影時間に収まる密着動画であれば、月額プランの内訳で見積もれます。

本数や撮影回数を変えた場合の概算は、見積もりシミュレーションで確認できます。サービスの内容はYouTube制作代行のページにまとめています。