新卒採用の密着動画の費用は、撮影方式によって考え方が大きく変わります。出社から退勤まで1日通しで密着する方式と、短時間の撮影を組み合わせる方式では、拘束時間と編集ボリュームが違うためです。この記事では、どちらの方式かを基準に、費用の内訳と見積もりで確認する項目を説明します。

費用を決める最大の要因は撮影方式

密着動画の撮影方式は、大きく2つに分かれます。

Fig撮影方式と費用の関係
1日通しで密着する方式
  • 出社から退勤までを通して撮影する
  • 拘束時間が長く編集ボリュームも増える
  • 個別の見積もりになりやすい
短時間撮影を組み合わせる方式
  • 複数回の短い撮影を編集でつなぐ
  • 1回あたりの拘束時間を抑えられる
  • 当社の月額プランの内訳で見積もれる

当社の月額プランは、月1回・4時間の撮影で長尺4本分をまとめて収録する方式です。出演者の負担は月に半日で済みます。この枠に収まる撮影であれば、月額プランの内訳をそのまま密着動画にも当てはめられます。一方、出社から退勤までを通した密着は、この撮影時間には収まらないため、個別にご相談いただく形になります。

密着動画の企画から配信までの手順は、新卒採用の密着動画|企画から配信までの5つの手順で説明しています。

短時間撮影方式なら月額プランの内訳で見積もれる

短時間の撮影を組み合わせる方式であれば、当社の月額プランの内訳では、次のように費用が決まります。金額はすべて概算(税別)です。

Fig月額プランの内訳(概算・税別)
撮影4万円
月1回・4時間まで
長尺動画の編集12万円
20分以内×4本
ショート動画の制作3万円
12本
サムネイルの制作1万円
4枚

合計は月額20万円(税別)で、長尺4本とショート12本の月16本投稿になります。密着動画を長尺動画の1本として収録する場合、この内訳のうち長尺動画の編集単価(1本30,000円・20分以内)がそのまま当てはまります。

本数を増やす場合の概算も、同じ単価で計算できます。長尺を4本から6本に増やすと、編集とサムネイルの増額分で月額65,000円の増額です。選べる範囲は長尺4・6・8本、撮影1・2回、ショート12・16・20・24本です。正式な見積もりはヒアリング後に提示します。

費用の内訳全体の考え方は、YouTube運用代行の費用内訳でも工程ごとに説明しています。

1日通しで外部に依頼する場合の費用感

出社から退勤までを1日通しで密着する撮影は、月額プランの枠に収まらないため個別の見積もりになります。参考として、新卒採用向けの密着動画の制作費を解説している株式会社caseのコラムでは、次の条件で金額が示されています。

金額撮影日数動画の長さ体制・内容
60万円1日〜10分程度ディレクター・カメラ・音声をワンオペで撮影、ロケハンは無しの可能性が大きい、ナレーションなし
150万円2日〜10分程度ディレクター・カメラ・音声を1〜2名で担当、可能な場所はロケハンする、ナレーションあり

出典: 株式会社case「新卒採用向け密着動画の制作費|相場と制作条件の違いを徹底解説」

この2つのパターンでは、撮影日数、スタッフ体制(ワンオペか1〜2名か)、ロケハンの有無、インタビュアーの担当者、ナレーションの有無とナレーター費用・ナレーションスタジオ費、企画構成にかけられる工数が異なります。1日通しの密着を個別で依頼する場合は、見積もりを受け取った際に、これらの項目がそれぞれどう設定されているかを確認します。

当社にも、人材紹介企業の採用ブランディングとして、第一線で働く人の1日に密着する形式のドキュメンタリー番組への出演を、企画・撮影・編集・サムネイルまで一括で制作した実績があります。このような1日通しの個別企画は、拘束時間と編集ボリュームをヒアリングしたうえでお見積もりします。

企画・台本作成を依頼する場合の追加費用

密着動画で話す内容や質問項目を社内で決められる場合、企画・台本の費用はかかりません。制作会社に企画・台本の作成まで任せる場合は、月額の費用が上乗せされます。当社では月額5万円(税別)のオプションです。途中でオプションの要否を変更できるかは、個別にご相談ください。

内製で密着動画を作る場合の人件費との比較

社内で密着動画を撮影・編集する場合と外注費を比べるときは、人件費を同じ単位にそろえます。手順は次のとおりです。

  1. 人事担当者が撮影に同行する時間と、編集にかける時間を実際に測る
  2. その時間に、担当者の時間あたりの人件費を掛ける
  3. 撮影の回数・編集の本数を掛けて、外注の見積もりと比べる

たとえば、1日通しの撮影に8時間同行し、編集に20時間かかると仮定し、担当者の人件費が1時間3,000円だとすると、1本あたり84,000円です。この仮定の場合、外部に依頼する密着動画の制作費より低く見えますが、撮影・編集の技術を担当者が新たに身につける時間は含まれていません。比較するときは、本来の採用業務に使えなくなる時間も費用として考えます。

見積もりを比較する際に確認する項目

密着動画の見積もりを比較するときは、金額の前に次の項目をそろえます。

確認する項目確認する理由
撮影方式1日通しか短時間撮影の組み合わせかで、拘束時間と金額が変わる
尺の上限当社の月額プランは20分以内が条件。超える場合は個別相談になる
企画・台本作成の有無社内で用意するか依頼するかで、月額の費用が変わる
修正の回数回数に上限があると、超えた分が追加費用になる
交通費当社は東京都以外での撮影の場合、交通費を別途お見積もりする

この5項目がそろっていない見積もりは、総額が同じに見えても、あとから費用が増えることがあります。採用動画全体での企画の決め方は、新卒採用YouTube活用の手順、公開されている事例は新卒採用の密着動画事例|3社の工夫と企画の手順で紹介しています。

まとめ

新卒採用の密着動画の費用は、1日通しで密着する方式か、短時間撮影を組み合わせる方式かで決まります。短時間撮影の組み合わせであれば、当社の月額プランの内訳(月額20万円・撮影込み・長尺4本+ショート12本)で見積もれます。1日通しの密着や、企画・台本の作成まで依頼する場合は、個別にご相談ください。

本数や撮影回数を変えた場合の概算は、見積もりシミュレーションで確認できます。サービスの内容はYouTube制作代行のページにまとめています。